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最近久しぶりに西荻の古本屋さんをめぐって、前から読みたいと思っていた夢野久作の「ドグラマグラ」を購入。
さてさてと読み始めたんですが、なんかね、肌に合わないこいつ・・・。

あのー、昭和初期の作品だってことを念頭に入れててもですね、なんだかイライラしてしまう文章が多いです。

たとえば天才博士なる人物が出くるような場面でも、そいつが天才だとはどうしても思えないうちから登場人物のみなさんが
「すごい」
「彼ほどの天才は見たことがない」
みたいに驚いているわけですよ。
読んでいる僕はそいつの天才性が証拠不十分すぎてついていけてない。
イライラ

あとこれはしょうがないのかもしれないけれど、
文中の「科学的証拠」なるものがでてくると、
たいていは似非占い師の弁論程度の証明もおこなわれないまま
またも登場人物がすごいすごい言い出して証明終了となります。
イライラ

あとつまんないたとえ話が延々と続いたりする。

こういう浅いプロットが繰り返し現れると、徐々にぺらぺらと作者の姿が透けて見えるような気がして、うるさくてたまらないんです。

結局上巻だけ我慢して読んで、雑誌ニューヨーカーに掲載された短編傑作選に鞍替えしました。常盤新平訳です。

だれかドグラマグラのことについて有効な反論をしてください。
ゴミ箱に捨てそうです・・・。



最近では他にハックスリーの「すばらしい世界」を読みました。
ジョージ・オーウェルの「1984」と(やや)並ぶくらいの傑作SFですね。

オーウェルのほうは春樹の最新作「1Q84」のタイトルの元ネタであり、デヴィッド・ボウイがかつて音楽で再現しようとして、遺族に拒否されたこともある作品です。
結局それは「ダイアモンドドッグス」になったんですけどね。
「1984」てかっこいい曲が入ってますよね。


あと最近リチャード・ギアのモノマネを練習中。
「ハチー」と棒読みで。
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無題
そんな小説はさっさとブックオフへ

オーウェルの1984年かぁ
いーよね
愛情省の拷問
2+2=5
レディオヘッドの曲名にもなってるね
カフェオ 2009/08/12(Wed)01:36:28 編集
無題
>レディオヘッドの曲名にもなってるね
あ、そうなんだ。
1984は新訳が出てたね。ちょい気になる。
ito- 2009/08/13(Thu)10:17:05 編集
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