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いつもは素通りする駅の本屋さんになにげなく立ち寄ったら
ジョン・アーヴィングの本が文庫落ちしてました。
『オウエンのために祈りを』です。

これは確か映画になったんですけど、そっちは観てないです
ジョン・アーヴィングの本は今まで
『ガープの世界』と『サイダーハウス・ルールズ』が映画になったけど、
あ、『ホテル・ニューハンプシャー』もだね。
でも正直『サイダーハウス~』意外は映画として無理があった。

原作をなぞろうとして、でも2時間半には収まりきらず
なんだかエピソードをぶつ切りに並べただけになってました。

今思い出した、映画版のタイトルは『サイモン・バーチ』だ。
多分そんなかんじ
もういっこ思い出したけど『未亡人の一年』も映画になってる。

で、それはきっと原作が頭にあるから楽しめないんだ、とおもって
『オウエンのために祈りを』は是非映画を先に観ようと心に決めてたんです。
まあそれをすっかり忘れてたし、せっかく文庫落ちしたんだから
ということで購入しちゃいました。

ジョン・アーヴィングの本は完全なるエンターテイメントで、
本人も「小説が面白くて何が悪い。プロットが面白くて何が悪い」
と仰ってます。

彼の小説は、まるでタクアンを丸かじりしてるような得も言われぬ
手応え…のようなものがあり、快感です。
正しい小説の在り方の一つだなと思わせる説得力があります。

そう、たぶん「説得力」なんでしょうね。
力強い作家です。

この『オウエン~』は結構昔に出版されたもので、
今確かめたら1989年の本です。
出版して5年後くらいには翻訳が出たとして、今回10年目にしての文庫落ち。
どういうことだ、と思っちゃいますが、まあ読めて嬉しいです。

最近古典を中心に読んでいるので、息抜きにもってこいです。
イトウおすすめしちゃいます。

でも読むなら『ホテル・ニューハンプシャー』『ガープの世界』あたりを是非。





いったいこのブログをここまで読んだ人はいるのでしょうか?
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無題
ここにいますよ!
ジョン・アーヴィング『ガープの世界』は有名だけど読んだことないです。洋物って訳をする人によって全然違うので困ります。面白いですか?面白いからお薦めしてるんですよね・・・。
ところで、またまた村上春樹が『熊を放つ』訳してますね。
今日は楽しみにしてた本を読もうとしたら、面白くなくて序文でうたた寝してしまいました。
akiko 2006/10/30(Mon)02:33:41 編集
無題
訳者によって違いますねー。
信頼できる翻訳家に出逢うと、その人の訳す物をはじから読んだり。
そうそう『熊を放つ』もありましたね!
春樹は『ガープ~』の翻訳にも参加してます。クレジットは載ってないけど。
今日はうたた寝日和でした。
ito 2006/10/30(Mon)03:14:54 編集
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