食べたよ。
一番乗りじゃない？
カップヌードルＭＩＳＯのことですよ。
さっき食べた。
「さっき」と言われても困るかね。

ということでＭＩＳＯレビュー。

まず意外な感じがしました。味噌ラーメンではないのね。
あ、まだ食べる前の人はネタバレしてるのでクリアしてから読んでね。
クリアというか、アレね。

ＭＩＳＯはＳＩＯと同じ哲学の元に作られているようです。
他のカップ麺とは違って、ラーメンでなくてもいい、という哲学。
これは感心しました。思わず膝を打った。
音楽でいうとブラーを聴いた時の感じ。
ポップを、イギリス的なものを肯定しちゃうのね、という。

ＭＩＳＯはコンソメ味です。
ベーコンが強く出ていて、手抜き料理の定番である
コンソメスープに味噌を加えてみた感じ。
「ジャンクでなにが悪い」という声が、スープの中から聞こえてきます。
というかＭＩＳＯって言われなければ気づかないくらい隠し味噌です。
「隠し味噌」っていい言葉だね。
寝ている人の鼻先に、オタマに乗せた味噌を近づけるイメージ。
「夜な夜な義父に隠し味噌をする母」。
ストレスたまってそうですね。

というか、どうやら僕が変なストレスを貯め込んでいますよね。
もう寝たほうがいいみたいです。

急ぎ足で結論です。
つまりカップヌードルは、自分の立ち位置をうまいところに持っていった
わけです。
カリフォルニア巻きのような、逆輸入の雰囲気を自ら作り出したんですね。
コンソメスープの文化ありきで日本の風土を取り入れてみた、という、
海を越えて自然にずれた感じをわざと演出しているわけです。
だからＣＭも本格風に「らーめん」と謳うのを避けて、
「カップヌードル」と言い続けるのです。
そういうやりかた嫌いじゃないです。


長々カップラーメンについて書きましたが、
僕はとりたててラーメンとか好きでもないです。
インスタントラーメンもほとんど食べません。
いまさらすみません。
ちょっと時流に乗ってみただけです。
では！