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【西新宿大久保グルメの旅】
~日の出食堂の斜陽~


以前上海蟹のような天ぷらを出す蕎麦屋さんの話しをしましたが、
大久保近辺の食の異次元はまだまだ深いです。
深くねじれています。

今日は密かにカオスの中心なんじゃないかと疑っている、日の出食堂を紹介します。
ここの基本コンセプトは「安い、多い」。
一応中華食堂ということになっているのだけど、まあなんでもあり。
店の中にも外にも、メニューが書かれた黄色い紙が、
立ち退き勧告のようにべたべたと貼り付けられています。
たぶん半年くらいは毎日違うものを食べれますよ。

ここでは主にラーメン系を食べることにしています。
なぜかというと回転がよさそうだからです。
あまり注文されないようなものを頼むのはちょっと怖いんですよ。
今は会社を辞めてしまった人から、
「夏には漬物が腐っているから臭いで判断しろ」とか、
「床がすべるから、かかとからゆっくりと足を下ろすようにして歩け」とか、
そんな脅し文句をきいていました。

ここで初めて食べたのはタンタンメンでした。
「タンタンメンください」というと、
「芥子そばね」と言われます。
メニューにはタンタンメンと書いてあるんだからタンタンメンで統一しようよ。
「辛いのね?」とかも言われます。
初めてのときはおもわず「普通の辛さで」と答えてしまいました。


先日の昼休みも、何かに操られているように日の出食堂に向かうと、
入り口前に大勢の人だかりが。
この地区にそぐわない、あわただしい「陽」の空気を振りまいている人たちが集まっていて、
どうやらTV撮影をしているようでした。
日の出食堂を取材するなんてちょっとびっくりです。
僕はそれを避けるようにして通り過ぎ、別のお店で昼ごはんを済ませました。

帰りに通りかかると、もう撮影の群れがいなくなっていて、いつもの日の出食堂でした。
でも何故か、日の出食堂の魔力と魅力が、少しだけ薄れたように見えました。
気のせいかもしれないけど。



さて、次回は西新宿の麺事情に関するある疑惑にメスをいれたいと思います。
興味なくても読んでね。
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無題
そこまで言われるとオカルト魂が疼きますね。
行くときはパスポート持って行きます。
通訳は兄様お願いしますね。
kyouhei 2006/11/07(Tue)19:37:20 編集
無題
パスポートとタッパーを持ってきてください。
カレーが一番笑えるかも。
食べ残しできる雰囲気じゃないんでよろしく。
ito 2006/11/07(Tue)20:38:50 編集
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